「外壁工事も提案したいけど、専門知識がない」「提案書の作成に時間がかかり億劫」「話す内容に決まった形式が無く、受注が難しい」など、外壁提案の経験が少ないためにノウハウが無く、塗装や補修についてオーナーに提案すること自体が難しいと感じている不動産会社も多いのではないでしょうか。
しかし、オーナーから物件を預かっているのは、ハウスメーカーでもビルダーでもなく、私たち不動産管理会社です。点検・保守業務の一環として、外壁塗装や外壁補修をご提案していくことも、本来は管理会社の業務といえるでしょう。とはいえ、提案が追いつかず、また受注もできない…そんな状況を変えるべく開発されたのが、外壁診断システム「がいへきんぐ」です。
「がいへきんぐ」は、「オーナー提案の担当者」「外壁劣化診断士・一級建築士」のプロによって「スマートフォンで誰でも簡単に外壁点検ができ、診断書が作成できる」ことを目指して開発されたツールです。Webブラウザからアカウントにログインすることで使用でき、現地の状態を見ながら、プルダウンで「劣化している」「割れている」「異常無し」などを選択して、異常箇所を撮影しアップロードすると、サーバー上に情報が保存されます。「出力」ボタンを押せば、外壁劣化診断士・一級建築士が作成した的確でわかりやすいコメントが入力された定型の提案書が自動で作成されます。
iPadなどのタブレットで使用すれば、物件点検後にiPad上で提案書を表示し、そのままオーナーに提案を行なうことも可能です。
クラスコでは、「がいへきんぐ」の運用が始まってから誰でも外壁提案ができるようになったため、提案数が増え、受注率も上がっています。これまでエクセルを使って時間をかけて作っていた提案書が、点検が終わったと同時に出力できるようになり、提案書作成にかかる時間を86％削減することができました。